発輦祭〜神田明神下交差点〜
小川町交差点での巡行
8時から始められた発輦祭は、社殿前に左から三の宮鳳輦(平将門命)、一の宮鳳輦(大己貴命)、二の宮鳳輦(少彦名命)が置かれ、宮司などの祝詞奏上、氏子や講の人々による玉串奉奠などが行われる。鳳輦毎に異なる色鮮やかな装束をまとった人々や、多くの見物客が境内にあふれる。
神田明神の大鳥居前から始められた巡行は、カンカン帽をかぶった先導から、決められた順番で一の宮、二の宮、三の宮の鳳輦が続く。騎乗した宮司、神職を始め、色鮮やかな装束をまとった人々の行列が明神下交差点、昌平橋を経て、淡路町交差点に向かう。
巡行はカンカン帽の先導に始まり、一の宮鳳輦、二の宮鳳輦、三の宮鳳輦と続き、太神楽まで参加約300名、数百メートルの行列になる。鼻高面(猿田彦)は一本歯の高足下駄で全行程約30kmを歩き、各地で驚きの声が上がる。観客からかわいい、との声がかかるのは巫女、乙女(市女笠)たちである。諌鼓鶏山車の大黒様とえびす様、獅子頭山車、騎乗の宮司や神職、役割に応じて異なる色鮮やかな装束など、見ていて飽きず、楽しい。